はじめに
「作業」ってなに? 作業療法士って、なにをするの?今回は作業療法士の仕事について、解説します。
作業療法はリハビリ
タイトル通り作業療法はリハビリで、実際にリハビリトレーニングを行う人を作業療法士と言います。
リハビリをする人は大きく分けて「理学療法士・作業療法士・言語聴覚士」がいます。
理学療法士はテレビや映画などで見たことがあり、イメージしやすいかなと思います。これぞリハビリという印象で、平行棒で歩く患者さんと一緒にトレーニングをしている映像が浮かぶ方がほとんどではないでしょうか?
そもそも作業とは
「作業」とは今私たち行っていること全てのことが「作業」になります。具体的には今、パソコンを打っている私の行動も「作業」になります。
その他に基本的なこととして日常生活活動(セルフケア・家事・仕事など)がありますが、これらを含め全てが「作業」となります。
作業療法を必要とする人
病気や怪我は突然やって来ます。例えば、事故で足を骨折したら、病院に運ばれて入院し、ベットで足の骨が治るまで安静にします。その安静にしている間に足の筋力は驚くほどに低下しています。そこで理学療法士と一緒に足の筋力強化や歩くトレーニングを行います。
作業療法も同じです。あらゆる病気や怪我した方に対してトレーニングを行います。
- からだ:脳卒中・脊髄損傷・高次脳機能障害
- こころ:統合失調症・鬱
- 発達:ダウン症・脳性麻痺
- 高齢:認知症・廃用症候群 …など
病気や怪我・生まれながらに障害がある方に年齢関係なく日常生活である作業を通じてトレーニングを行います。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”tomoya.jpg” name=”ヨーガリー”]病気になる前に予防が大切だね![/speech_bubble]
作業療法のトレーニングの目標
作業療法も基本的な運動から社会に適応するまでの能力の維持・改善を目標にトレーニングを行います。
基本的な体の能力を強化します。上記で説明した、「足の筋力が落ちたら筋力強化を行う」ことがこれにあたります。
それに加えて、有名人などが発症することで耳にしたことがあるかと思う「脳卒中」
この病気の後遺症として、「片側の手足が動かなくなる」、「手足の感覚がなくなる」、「頭の働きが落ちる」など様々な障害を発症してしまう可能性があります。それらに対するトレーニングを行います。
具体的に何かというとトイレや食事、着替え、入浴などがこれにあたります。
片側の手足が全く動かないとなるとこれらが行えないことが容易に想像できるかと思います。そこでトイレであればトイレに座ることやズボンを下ろ・手を洗うなどのトレーニングを行います。
一家の大黒柱やこれからの未来を担う学生達が片手足が動かなくなったら大変です。
もし、お父さんが病気で職を失うと家族の生活が困窮してしまいます。学生であればこれからの就職や趣味が簡単にはできなくなってしまいます。
これらに対して職業であればパソコン練習や通勤練習など、就職が難しいければ、面接練習やギターを引く練習など、社会にでる為の様々なトレー二ングを集中的に行います。
まとめ
もちろん作業療法士も基本動作や歩行のトレーニングを患者さんの状況に応じて行うことはありますが、それぞれに専門性がありますので簡単に言えば得意・不得意ということがあります。
以上が作業療法の必要性や専門性に関する簡単な説明になります。あらゆる病気や怪我の後遺症に対して私たちの全てある「作業」を再度できるようにトレー二ングをしていきましょう!ということです。
今後もさらに具体的な補足を入れていきます、また作業療法士は「どこで働いている」などの説明を加えていきます。
コメント