リハビリ1年目でも使えるストレッチの種類と効果

リハビリテーション
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これから初めてのリハビリを行っていく方やある程度リハビリに慣れた方もストレッチに種類があることをご存知でしょうか?

 

ただ 患者様の足をモミモミしているだけでは、思わぬアクシデントの発生や運動パフォーマスの低下を起こしかねません。

 

今回は ストレッチの種類とそれぞれのメリットデメリットを紹介してきます。

 

 




 

 

ストレッチはなぜ行うのか

 

 

リハビリでは 運動前後にストレッチを行うことがありますが ストレッチを行う理由は

以下の目的で施行することが多いです。

 

 

・関節可動域(柔軟性)の 改善
・筋緊張の低下
血流増加
疲労回復
傷害予防
スポーツパフォーマンスの向上

 

 

筋の柔軟性の改善して 痛みを和らげたり リラクゼーション効果も期待できます。

 

 

ストレッチの種類

 

 

 

ストレッチングは、大きくわけて4つにわかれます。

 

・スタティックストレッチング
バリスティックストレッチング
ダイナミックストレッチング
PNF応用ストレッチング

 

それぞれ効果の違いがあり、患者様の状態やリハビリ内容を考慮して使い分ける必要があります。

 

スタティックストレッチ

 

 

スタティックストレッチは静的ストレッチとも言います。

筋肉をゆっくりと持続的に伸張するストレッチングのことです。

筋肉を伸張した状態で30~60秒間伸ばします。

 

 


メリット:

関節拘縮などで痛みが強い方や久しぶりに運動する方に有効的です。デメリット:
高齢者の方などでは筋肉の柔軟性が低下している場合があり、いきなり強い力で筋肉を伸ばすと筋肉を痛めてしまう可能性があります。また このストレッチは伸張時間が長いと筋力低下を引き起こしてしまいます。

 

今からバリバリ運動する方にはおすすめしません。

 

 

 

バリスティックストレッチ

 

バリスティックストレッチは 筋肉をグッグッっと反動をつけて行うストレッチです。

 

強い反動を用いますので筋肉が脆弱化している方に使用すると筋肉が損傷してしまう恐れがあり、リハビリで使うことは少ないです。

 

良く使用される場面としてスポーツ競技を行う時です。反動を利用することで筋肉が温められ、パフォーマンスを上げることが期待されます。

 

 

 

ダイナミックスストレッチ

 

 

相反神経支配を利用してストレッチングに応用したものが、ダイナミックスストレッチです。

 

主動作筋が収縮した際にその拮抗筋が弛緩し伸張されるということです。

 

イマイチ理解が難しい方は、ラジオ体操ダイナミックスストレッチとイメージして下さい。

 

PNFストレッチ

 

 

対象の筋とその拮抗筋のどちらか、または両方の筋の収縮と弛緩を繰り返す方法で、伸張されている筋の収縮を抑制する神経の仕組みを利用したストレッチングです。

 

 

そのPNFストレッチはさらに以の3つにわけることができます。

 

・ホールドリラックス
・コントラクションリラックス
・スローリバーサルホールドリラックス

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

ストレッチで筋肉痛を緩和できることはごく僅かだそうです。

しかし、普段からストレッチを行うことで怪我の予防には繋がる様子です。

リハビリではスタティックストレッチを中心に意識してストレッチを施行していきましょう。

 




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