作業療法協会へ加入するメリットを紹介する記事となっています。
私は、作業療法士協会にOT1年目で入会しました。
当時は協会へ入会するメリットも分からず、研究好きの先輩OTに「協会に入ってないとは何事か!」と憤怒され、入会しました。
しかしながら、目立った活動をすることなくしばらく放置状態でした。今年、初の全国作業療法士学会の発表を期に、協会をもっと知ろうと考えました。
私が思う「作業療法士協会に入会する必要性やメリット」ついては以下です
・自己研鑽
・研修会、学会発表の参加
・損害賠償保険制度
・職種の発展、地位向上
だと考えています。ぜひ、この記事で協会への入会を検討してみてください。
作業療法協会への加入するメリットを紹介
作業療法協会とは
一般社団法人日本作業療法士協会は作業療法士国家資格取得者からなる団体で結成されています。
会員数は現在54,054名、日本国内の作業療法士の約68%が加入しています。(平成28年9月1日現在)
作業療法士協会は、主に作業療法士のために知識・技術、作業療法士の地位向上と働きやすい環境を守るための活動を行っています。
作業療法士協会は、加入には年会費が必要です。
また、作業療法士協会に加入すると、都道府県ごとの作業療法士会(県士会と称されます)にも加入となります。
ですから、都道府県別の県士会の年会費も同時に納める必要があります。
作業療法士協会の入会するメリット
入会すると次のようなメリットがあります。
研修会への参加
作業療法士協会が行っている様々な研修会に参加することで、新しい知識や技能を身に着けることができます。
学会への研究発表や参加
自分の研究成果を発表するだけでなく、関心のある臨床テーマや研究テーマを情報収集することができます。
自分は研究発表や研修会への参加がメインでした。
今年は初の全国学会で口述発表をすることができました。
作業療法ジャーナル
自宅や職場に会報誌を年6回届けてくれます。
作業療法協会の取り組みや最近のトピックスや、診療報酬の改定、協会の今後の方向性などの内容が書かれています。
生涯教育制度
作業療法士のスキルを高め、認定作業療法士・専門作業療法士(福祉用具、認知症、手外科、特別支援教育、高次機能障害、精神科急性期、摂食嚥下、訪問、がんなど)としてステップアップができます。
作業療法士総合補償保険制度
協会に入ると自動的に作業療法士総合保障保険制度(損害賠償保険制度)の基本プランに加入することになります。もし仕事中に何かあった時に助かります。
- 基本プラン:
会員全員が加入する最低限補償です。保険料は協会が負担しますので、会員の方の自己負担はありません。また、加入手続きも不要です。しかし、これだけではまかないきれないとも思います。
- 上乗せ補償プラン:
「基本プラン」の補償に上乗せするプランです。こちらは任意加入となります!補償額(保険金額)が上乗せされると同時に、日常生活における賠償事故等の補償も対象となり、補償範囲が広くなります。保険料は、年間2,840円です。なので、1ヶ月あたり236円!
患者様の私物の破損や万一の事故で個人的に訴えられた場合は、これでいくらか補償されます。自分を守る為の補償保険が一番のメリットだと思っています。
作業療法士協会の入会方法
作業療法士協会に入会するためには、作業療法士協会のHPから入会申し込みをするか、申込用紙を作業療法士協会に送って申し込みます。
その場合、都道府県の作業療法士会にも入会します。
作業療法士協会は、都道府県の作業療法士会とも連携を取っています。
都道府県作業療法士会への入会方法
入会方法は都道府県の作業療法士会によって異なりますので、直接連絡して入会方法をお尋ねください。
まとめ
作業療法士協会は最新の情報を元に、個人の知識や技術を向上させること。また、職種の発展や地位向上のためにあるものと認識しています。
そして自分を守る為の補償!万が一の為に保険に入っておいた方が良いかと思います。
まだまだ、紹介しきれていないメリットがありますので、是非、作業療法士協会にアクセスしてみて下さい。
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