【感想】臨床実習指導者講習会を受けてきたので解説

リハビリテーション
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実習生を指導するにあたって臨床実習指導者講習を受けていないと、指導することができない、ということで受講してきました。

 

講習会って何をするんだろう、大丈夫かなぁ

 

 

 

受講前は、「一体何をするんだろう」と少しドキドキしていました。

受講前の皆様もここに尽きるかなと思います。

そこで、実際に受けてみた感想受講内容をまとめました。

 

この記事を読むことで、皆様が安心して受講できればなと思います。

概要は省略しておりますので、厚生労働省のサイトをご閲覧ください。

 

 

 

結論:とても有意義だった

 

 

受講前は、先に受講された先輩の感想を聞くと

・すごく疲れた
・演習が忙しかった

など、とてもハードで大変だったという感想がほとんどでした。

 

そして受講した私の感想は、「思ったほどハードではなくて、学生さんのことについて議論することはとても有意義な時間であった」と、思えました。

 

 

なぜ、有意義だったのか

 

 

自宅でZOOMの受講だったから

 

まず、私の場合は、ZOOMでの受講でした。

自宅という環境で受講できたことが、身体的に疲労せずにお話を聞けたかなと思います。

2日間×8時間の受講でしたが、終わってしまえばあっという間でした。

 

他療法士と意見交換できたから

 

私も、普段から実習生さんに対してどのように対応して良いものかと、悩みを持っていました。

そして、日頃からどのように向き合って行けば良いのか、というのを自分なりに考え、自分なりの回答を持っていたので、それを「ディスカッションできる」ということは私にとってありがたいことでした。

 

他の病院の療法士の意見も聞けることも良かった点でした。

 

 

どのような内容だったのか

 

 

大きく分けて2つです。

 

講義演習(ディスカッション)があります。

 

講義

講義は、講習の先生が1〜7題まであって、順にお話ししてくれます。

1題2時間ぐらいあります。

これがすごい長いです。お尻が割れる思いをしながら、校長先生のお話を聞いているようなイメージです。

①講義→演習→②講義→演習… が7題で繰り返されます。

 

演習

そして1題ごとに演習があります。演習は、そのテーマに沿った演習議題に関して、あらかじめ分かれているグループで話し合います。

 

80名の受講生が8班に振り分けられています。1班につき10名ほどです。その10名の中で1演習ごとに「発表者・書記・司会」が割り振られ、これは順番に回って行きます。

 

そして発表者は、全体の班に向けて発表を行います。そこで運営の先生から質疑を頂くこともあります。

 

 

その1〜7まである議題の一部を紹介します。

・臨床実習で何を学んで欲しいですか?
・ハラスメントを防止するにはどうすればいいと思いますか?
・問題ある学生にはどう対応すればいいと思いますか? など

 

議論する内容としてはとても面白かったです。「実習生さんにはもっとこうして欲しい」とか「私の時の実習指導者はこんなのでした!」など、ちょっと愚痴っぽい感じにもなってました。

 

 

何が大変だったのか

 

 

とりあえず長丁場

講習の会場が大学などの場合、現地に向かう必要があります。

周囲にも療法士や運営スタッフもいるため、常に気を抜けない可能性があります。

それが2日間×8時間だと大変かなということが想像できます。自宅でZOOMだとちょっと気を抜けるところもあります。

 

意見が言えない

実習生さんを指導したことがない療法士の方達は大変かと思われます。

指導した経験がない、浅いので、具体的なエピソードが話せないので

その場で一生懸命に考える必要があるからです。

 

発表が大変

ディスカッションには、発表・書記・司会者との役割が与えられます。

 

一定の時間内に話し合い、意見をまとめ、発表する内容を決めないといけないので、意外と時間がないです。

 

ここで大勢の前で発表することが苦手議論した内容をまとめて話す、という経験が浅いと、しどろもどろになり、大変に感じるかもしれません。

 

また、司会進行もタイムキーパーの役割を持ちながらグループに話を振るため、こちらも経験がない方は大変かと思います。

 

 

受講した感想

 

他病院の療法士も実習生さんに対する悩みはほとんど一緒でした。そして解決策や工夫の仕方も似たり寄ったりです。

 

たとえば「実習生で苦労することはなんですか?」という質問に対して、ほとんどの療法士は、「臨床技術が低い学生よりも社会性が乏しい学生」を挙げられていました。

 

そして率直な感想としては、「従来の実習方法ではキツすぎるし、寝れていないし、命を絶った学生もいるから、もっとゆとりを持って接してください。だけども効果的で実践的な実習にしてあげてね」と言われているように感じてしまいました。

 

だったら、実習制度の見直しと養育校のOSCEでしっかりと学生を選定して、せめて社会性があり実習に望める学生を送って欲しい。

 

こちらは臨床技術を指導したいのであり、「社会性がない・学習意欲がない学生」の能力を引き出すことが仕事ではないのです。

 

 

まとめ

 

最後は愚痴になってしまいましたが、実習指導者講習に関しては、それほど心配はないということです。演習にてグループ内でディスカッションした内容をまとめ、全体に伝わるように発表できれば大成功だと思います。

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